80頭救いたいプロジェクト

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2007/04/24: umimama 沖縄の現状 

先日プロジェクトに付いてお話ししてきましたので内容を書き留めておきます。

☆経歴
一般のご家庭にて10年ほど前保護した犬が、不妊手術をしていなかった為ご近所の犬と交配してしまい、仲の良い親兄弟で部屋割りをした結果、
親兄弟で交配しあっというまに20〜30頭増えてしまった。
中には近親交配による奇形や病気が出ている犬も多くいました。
ほとんどの犬が栄養失調であり皮膚の病気がありました。
アレルギー、若年性白内障、緑内障、形成不全、なども近親交配による遺伝性疾患です。
子宮水腫、フィラリア、等もたくさんありました。
この頃からケンカの声、遠吠え、糞尿放置の異臭がし近所から苦情がくるようになる。

この頃から行政に相談していた様子。

5年目位から50頭近くになるが餌を食べられない犬も居り、弱肉強食の自然淘汰がはじまる。
共食い、(子食いなど)弱った犬は亡くなっていき、亡くなった犬はゴミ収集の日に出していたそうです。
その結果数は一時期30頭〜50頭に収まっていた頃もあったが、増えたり減ったりを繰り返し80頭をこえる程になっていたと聞きました。
段ボールと新聞、糞尿が折り重なり腐葉土状態となり、
床は抜け落ち、家の中は犬が占領してしまい、飼い主家族は自宅でトイレもできずに
近くのコンビニでトイレを借りる程になっていました。

何度も指導に出向き改善を求めたが頭数も多く、新しい飼い主探しもしてはいたが、困難であり、犬たちを保健所(愛護センター)に渡すことは出来ないと
飼い主が主張していたため、
飼い主の友人がこのままでは飼い主の家族が可哀想だからと市役所に相談し
保健所から2006年1月に(社)日本愛玩動物協会 沖縄支部に相談がありました。

状況把握の為、保健所職員と(社)日本愛玩動物協会沖縄支部、wish、飼い主を交え面談
そこに何頭か子犬を連れてきていたため写真を撮りはじめる。

当時期限は2ヶ月「裁判所による競売物件のため、
「強制的退去」しなければならない状態にあり、3月末には立ち退きの為、
処分の選択を選ばなくてはならず、新しい飼い主さんを探す努力を私達と共にして、期限までにもらわれなかった犬たちについては「処分する」と「元飼い主」が決断しました。(出来るだけ処分しなくて良いようにお互いがんばるとお話しをしました)

写真を撮り、頭数及び飼育状況の確認及び
飼育指導

市、保健所、愛護管理センター、獣医師、Wish、(社)日本愛玩動物協会沖縄支部と協議

もう二度とこの様な事にならないように
飼い主さんとの各種契約及び誓約書を交わす

譲渡の為の事前アンケート及び募集要項の表示をし新しい飼い主を募集

ワクチン接種(混合)

犬達をレスキュー開始 

ワクチンの接種、病気の治療、不妊手術、シャンプー、爪切り等のケアと身体測定

各譲渡会に出席、各現地ボランティアさんによる環境調査実施

全ての犬に行き先が決定(亡くなった犬3頭は含まず)

各新しい飼い主さんより1ヶ月、半年、一年後、飼育報告を提出していただく。
現在元の飼い主さんは、アパートに引越しもう二度と同じ事は繰り返さないと悔い改めていらっしゃいます。

この事例は氷山の一角であり、あちこちでこのような事がおこっています。

約80頭の犬たちは外に出たことが無く、
家の中に他人が入ることがなかった為、
飼い主家族以外の人はみんな怪しいと思っており、敵だと思っていました。
ほとんどの犬がシャンプーや駆虫、ワクチン等初めての経験でほんとに大変でした。
捕まえて接種することも大変でしたが
シャンプーやつめきりが一番大変でした。
いまでも噛まれた傷痕が残っています。(;^_^A"

大変な事も沢山ありましたが、
沢山学ぶこともありました。

全ての犬に個体差があり、親兄弟似ていても
個々にいろいろな性格をもち、
どんなに恐がりで危険な犬たちも愛情と時間を持って接すれば
みんな可愛い普通の犬となり、家族の一員となります。

☆アメリカへ行った犬たちについて☆
約80頭の犬たちの中でも特に恐がりで人になれることに大変時間がかかる犬たちを空輸しました。
アメリカのシェルターはノンキルシェルターで
ボランティアさんが沢山おり、ゆっくり時間をかけて恐がりを改善してから
譲渡会に出すというお話しでした。
そして、もしそこから譲渡が決まらなくてもノンキルシェルターなので
処分されることはないと言うことで判断しました。
そのおかげで亡くなった犬以外は全てレスキュー出来たと思っています。

ご協力頂きました皆様
本当にありがとうございました。

 

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